アンコウの漢字とは

「アンコウ」の漢字は「鮟」

おもしろい雑学 1
アンコウは「安康」にそれぞれ魚偏を付けたものを漢字にしているけど、元々安康という字のまま呼ばれていたこともあるよ。安康には平和で穏やかみたいな意味があるけど、アンコウにこの字を当てたのは「安くて手に入りやすい」ことや「他の魚と争わないため安楽で健康」が由来ではないかと言われているよ。アンコウはその見た目からあまり人気な魚ではなく、獲れても漁師が船上で食べることが多かったんだ。江戸時代頃から貴重な高級食材となり「三鳥二魚」という五大珍味の一つに数えられた。ちなみに残りの珍味は「ツル」「ヒバリ」「バン」「タイ」だよ。


おもしろい雑学 2
茨城県や新潟県などでは「アンコウの吊るし切り」が有名。アンコウを吊るして刻むいわゆる解体ショーで、「アンコウの七つ道具」と呼ばれる様々な部位を解体しながら紹介するんだ。七つ道具とは「ひれ・皮・えら・肝・水袋(胃)・ぬの(卵巣)・台身(白身)」のことだよ。
その他の漢字表記は「鮟鱇・安康」などがある